ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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カナダ(CANADA)まとめ

■地図

・期間:2018年7月23日~2018年10月17日
・日数:87日
・距離:4224 [km]


■ビザ・出入国審査
 日本人であれば最大6ヶ月の滞在が可能。陸路入国であればETAの取得は必要ない。

 入国審査は比較的簡単で、何処へ行くのか、いつ帰るのかといった基本的なことを答えられれば大丈夫だろう。特に貯金額とか帰りの航空券の提示を要求されることはなかった。あとはお決まりの税関の質問、武器は持っているかとか煙草持っているかとか。出国審査は無い。

■言語
 英語とフランス語。感覚的には7割英語3割フランス語といった感じだった。商品や道路標識には英語とフランス語の両方で表記される多く、英語とフランス語の比較ができるので面白い。

 英語の発音が綺麗な人が多いと感じた。まぁ自分の英語力ではそれでも半分以上聞き取れなかったけど。ワーキングホリデーとかで働きながら英語を勉強するにはとても良い場所だと思う。バンクーバーなんかは過ごしやすいし。今の記憶を持ったまま時を巻き戻せるならカナダでワーホリという選択をしていた可能性は高い。週末にカナディアンロッキーでトレッキングとか最高じゃないですか。

■通貨
 カナダドル。2018年夏頃の平均相場は1ドル86円くらい。

 米ドルも使用可能な店は多いが、レート換算してくれない店※もあるので注意(※1米ドルを1カナダドルと等価として計算される)。カナダでは1桁セント硬貨が無いため、現金での支払いでは1桁目は丸められる。
 紙幣はアメリカと違い5ドルから。個人的に米ドルより紙幣のデザインが好き。

■単位
 基本的には日本と同じSI単位系を使用しているので違和感を感じることはない。マイル表示が地名に残る程度である(6マイルヒルとか)。例外として果物や野菜を量り売りで購入する際の重さはパウンド(lb)での表記であることに注意。個人宅に置かれている体重計もパウンドの表記だった。

■気候(8月~10月)
 緯度と標高に影響する。ここでは自分の通ったルートでの気候について述べる。
 8月は上旬はアラスカと同じく暑い。だらだらと汗が出て、川で行水をしても苦にならない。中旬になってくると空気が徐々に冷たさを増してくる。9月に入るとかなり寒くなってきて手袋が必要に。中旬から雪が降りだり最高気温が2桁になることはない。ただし、標高の低いバンクーバーでは10月でも秋らしい過ごしやすい気候だった。(最高気温が10℃を超えていて感動したほどだ)

■治安・人柄
 良い。ただし人々は都会チックなので少し冷たいなと感じる場面もあった。よく言えば個人を尊重してくれる。この辺はドイツ人と似てる気がする。

■物価・食事・水・衛生面
 カナダの物価は高い。北部の物価はもっと高い。アラスカ同等かそれ以上。なのでほぼ自炊生活だった。水道水は飲める。必要であればスーパー等の場所を埋め込み地図に記載してあるので地図のメニューから有効化してください。

■宿泊地
 カナダも安宿はほとんどない。そのため必然キャンプになる。この辺はアラスカと同様なので詳しくはアラスカ編参照。
 宿が少ない為、キャンピングカーで旅をする人たちが非常に多い。体感的にアラスカハイウェイを走る車の8割はキャンピングカーだった。
・探し方:WikiCamps CA を使用。

WIFI・電源
 ビジターセンターとファーストフード店、喫茶店を利用しWIFIと充電をしていた。

・代表的な喫茶店:ティムホーテン(Tim Hortons)
 全国展開する喫茶チェーン店。田舎でも割と見かける喫茶店であり値段もほどほどで行けば必ずWIFIが使える。WIFIとテーブルを利用したいときに使っていた。ドライブスルーもあったりして結構繁盛している。ドーナツとかハンバーガーも販売している。おすすめの店。

・代表的なハンバーガー店:A&W
 全国展開するハンバーガーチェーン店。マクドナルドと五分五分くらいの展開数。マクドナルドとの違いとしてキンキンに冷えたグラスでコーラが飲めるサービスがあったり、コーヒーをマグカップで飲めるなど居心地はマクドナルドよりも良い。ハンバーガーメニュー自体はセットを頼むと最低でも10ドルはかかってしまうのでマクドナルドがない場合でWIFIが使いたい場合に利用していた。必ずWIFIが使える。コンセントは少なめ。

■道路・交通マナー

 右側通行である。舗装状態は過疎地は悪い。町や都市周辺は良い。
 カナダのアラスカハイウェイの路肩は糞。実際野生動物の糞も落ちてる。ムカつくのが一見路肩は広く見えるのに実際は大半が砂利になっていて自転車で走れたもんじゃないこと。おいこれ半分未舗装路みたいなもんだろと常々思っていた。あと舗装されてるけどアスファルトの質が悪いのか道がザラザラしている。その点アラスカのアラスカハイウェイはしっかりしていた。良い点としては元の大地からもりもり盛り土をしているので視界が一段高くなって見晴らしがいいこと。まぁユーコン準州はお金ないみたいだし、あの長大な道路を維持するのは大変なんだろうなと思う。ちょいちょい道路に空いた穴を補修しているのを見かけたが、ほやほやのアスファルト詰めて後はピックアップトラックのタイヤで押しつぶして固めて終わりという豪快な補修だったので面白かった。
 マナーは基本的に良い。が、たまに煽ってくる糞みたいなドライバーもいるので要注意である。大半はキャンピングカーの人達なんだよね。
 注意点としては赤信号の場合でも右折が合法ということ。なので交差点で信号待ちをする場合は右折してくる車に注意しなければならない。そもそもカナダ北西部は信号機自体あまりないけれど。

自転車店
 都市なら自転車店はある。逆に言えば田舎はない。

■その他
・熊
 カナダもアラスカ同様、熊だらけである。詳細は別項でまとめた。

nextjourney.hatenablog.jp

■感想
 カナダも自然を満喫するには最高の場所である。特にカナディアンロッキーの景色は素晴らしかった。おすすめ。今回は西側しか行かなかったが機会があれば東側も行ってみたい。