ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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カンボジア自転車旅まとめ

■地図

 ・期間 2019/6/14~2019/7/4
・日数 21日
・距離 931 [km]
■ビザ・出入国審査
 カンボジアはビザ必須。国境にてアライバルビザを取得するかインターネットで電子ビザを取得するのが一般的。今回は国境にてアライバルビザを取得。
 観光ビザにて30日の滞在が可能。料金は30米ドル。米ドルでの支払いになるため、予めビザ代分の米ドルを用意すること。今回はホーチミン市にて余分なベトナムドンを米ドルに両替していった。
 入国時:一部問題あり。アライバルビザ取得時にビザ代と別に2ドルの賄賂を要求されたがつっぱねた。入国審査自体はスムーズに進んだ。指紋採取と顔写真の撮影有り。質問なし。
 出国時:問題なし。出国カードの提出と指紋スキャンと顔写真撮影があるが手続き自体はスムーズ。ただし、バスの団体がやって来ると列ができて10分程待たされる。
■言語
 クメール語。アルファベットでなくなるので看板の文字が全く読めなくなる。ただし宿の看板には大抵ゲストハウスと英語で書かれているので困ることは少ない。また宿には英語が喋れる人間が1人はいたので意思疎通も困ることは少なかった。食堂のおばちゃんは英語を喋れないが、ジェスチャーでなんとかなる。
■通貨
 米ドルとリエル。主に欧米人の多い観光地では米ドルがスタンダードに流通している。リエルはカンボジア独自通貨で田舎や現地人の多い場所では基本的にリエルを使う。
 1ドルは4000リエルと等価として扱われるが、両替すると1ドル4080リエルになるのでリエル払いした方が若干お得。なお米ドルにおける補助単位のセントは無いので0.5ドルと言った商品はリエルで払うことになる。食堂なので食事をした場合や田舎の宿のおつりはリエルで帰ってくるのが普通。
 米ドルに関しては扱いに注意が必要で古いデザインの紙幣は使えなかったり、汚れていると受けとってもらえない場合があるとのこと。幸い今回そういったことはなかった。
 ATMでは安くても4ドルの手数料がかかるので注意。自分はよくABA銀行を利用していた。手数料4ドル。リエルの引き出しも可。引き出す際には200ドルと言ったきりの良い数字だと100ドル札で出てくるので190ドル等の端数が出る数字でやると良い。(100ドル札は高額過ぎてカンボジアでは非常に使いづらい)
 100ドル札を崩したい場合は、両替所で30ドル分をリエルに両替するなどするか大きなショッピングモール行くと良い。
■宗教
 仏教。托鉢をするお坊さんをよく見かけた。寺も多く仏教国である。
■単位
 SI単位系。特に混乱はなかった。
■気候
 暑かった。日差しが出ると35℃は優に超える。1日に1回はスコールに降られたが10分程度で過ぎ去っていくことが多かった。
 水分補給が重要になってくるが、幹線道路沿いには民家兼雑貨屋が点々と存在している為、補給は容易。逆に幹線道路から一歩離れると何もない無補給地帯へと早変わりするので注意が必要だ。
■治安・人柄
 良い。普通にベトナムと同じくらいだと思った。晩飯を食べるために日没後にウロウロしてても怖いと思うことはなかった。ベトナムよりもぼったくってやろうとする人も少なかったし。
 自転車で道路を走っていると現地の子供からハロー!ハロー!と声を掛けられるのは地味にうれしい。
 観光で来る外国人が多いからだからか英語が理解できる人が多かった。
■物価・食事・水・衛生面
 宿は扇風機のみ個室部屋で一泊6ドル程度。ドミトリーエアコン有りで一泊4ドル程度とかなり安い。なのでカンボジアでもベトナム同様に毎日宿に泊まっていた。
 食事はベトナムより若干高くなった。田舎の食堂で一食1ドルちょい(5000リエル)とかだったけど、観光地では3ドルとか安くてもした。
 水も引き続き購入していた。1.5Lの水で2000リエル(50円)とかかな。ベトナムと大差ない。
 衛生面ベトナムと同程度だけど、若干ましな部分もあり。基本的にコップにはストローが付いてくるのでコップの淵の口を付ける部分は汚くならない。ベトナムと同じくコップも洗わずに使い回しが多いのだけど、これならまだ我慢できる。食堂のおかずは蓋つきの鍋の中に入っているので虫などが入りにくい。
■宿泊地
 すべて宿に泊まった。扇風機のみで6ドル程度が相場で、エアコン付きの部屋にすると倍の12ドル程度が相場となる。基本的にベトナム南部と同じで水シャワー。
 部屋は広く無料の水ボトルが2本ついてくるのが基本。ある程度の値段交渉も可能。
・探し方
 Googleマップで検索をすると大抵の町ではゲストハウスが表示されるのでレビューを見て宿を決めた。Booking.comなどの予約サイトはプノンペンやシュムリアップの都市では重宝するが地方の町では全く役に立たない。ゲストハウスには基本的に英語も併記されているので見つけることは難しくない。
 村程度の小規模な集落ではゲストハウスの表記を見なかったので、宿を決める際には町程度のそこそこの規模の所を目的地として行動していた。

 ホームステイタイプの宿には看板など全くないので現地の人に聞くか、実際に家に言って尋ねるしかない。
WIFI・電源
 今回泊まった宿でWIFIが無いという宿は2件。いずれもホームステイタイプの宿で宿と言うよりは部屋の一室を借りるという感じ。ゲストハウス等のちゃんとした宿泊施設ではWIFIは当然ある。ただし、ネットワークエラーで接続できない宿もあったので(そこでは部屋を変えてもらった)部屋を決める前にWIFIの接続は確認した方が良い。
 宿に泊まれば電源は必ずあるので心配無用。変換アダプタ無しで使える。
■道路・交通マナー
 右側通行。交通量が都市部を除いて減るのでその為かマナーも良くなった。クラクションを鳴らされることはまれである。と言うかベトナムが悪すぎるのか?都市結ぶ幹線道路は日本の支援で整備されている為非常に走りやすい。路肩も広く快適な走行が楽しめた。ただし都市部では舗装されているもののデコボコが異常に多く、自転車のハンドルに固定していたスマホが何度も振動ではずれ落下するという事態が発生。走り辛かった。
 幹線道路の橋の多くは日本が設置しており、日本の国旗を多く見かけた。
 幹線道路を外れると直ぐに未舗装になるので注意。国道以外のメジャーでない道は赤茶けた土のデコボコ未舗装路になる。
自転車店
 首都プノンペンとシュムリアップではまともな自転車店がありパーツ補給や修理が可能だと思う。田舎ではバイク修理屋はあれど自転車屋はない。
■トラブル
 プノンペンにて走行中にスマホが落下。急ブレーキしてスマホを回収しようとしたところ、後続のバイクに追突された。おかげで後輪のスポークが曲がりタイヤが歪んでしまった。
 急ブレーキしたこちらにも非があるので相手と少し会話して終わり。
■感想
 アンコールワットの寺院など世界遺産は素晴らしかった。道端の子供達もハロー!と声を掛けてくれるし自転車で走っていて楽しい国だった。