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アラスカ(ALASKA)まとめ

■地図

・期間:2018年7月1日~2018年7月23日
・日数:23日
・距離:1416 [km]

 

■ビザ・出入国審査
 日本人であればESTA取得により最大90日間の滞在が可能。
 入国審査についてはアメリカ本土編にて説明。出国審査は無い。

■言語
 英語のみ。本土に比べると訛りが強い人が多い印象。

■気候(7月)
 アラスカというと寒いイメージがあるが、7月のアラスカは暑かった。
 日中20℃以上になるし、陽射しが照り付けると焼けるようにヒリヒリする。
 大型の蚊が多数生息しているので滅茶苦茶食われる。そして刺される瞬間痛い。
 7月中は白夜に近くなるため、日没が23時といった感じでほとんど暗くならなかった。走ろうと思えば距離を稼げる反面、単純に目立つため野宿はしにくい。

■治安・人柄
 概ね悪くない。そもそも人が余り住んでいないので関わり合いになることが少ない。が、どこの国もそうだが都市部には嫌な人間が多い。残念なのはフェアバンクスでビジターセンター周辺を走っていたら後ろから来た車にクラクションを鳴らされたうえ大声でF〇ck youと言われたこと。その1件のせいでフェアバンクスは個人的に嫌いな都市になっている。

 銃社会と言われるアメリカではあるが、実際に銃を目にする機会は無かった。ただし、道路標識が本土より高い確率で弾痕でボコボコになっているのでぶっ放す人間はいる模様。余りの多さに弾痕から散弾銃かそうでないかを推測できるようになったほど。んーこれは散弾銃、これはショットガンかな?みたいな推測ゲームができる。

■物価・食事・水・衛生面
 アラスカの物価は高い。本土の値段に+1~3ドルといったところか。これは激安スーパー(Walmart等)を使いまとめ買いをすればある程度回避することが出来る。が、まとめ買いをするとその分重量が増加するので予算と収納キャパシティを見ながら調整する必要があるだろう。必要であればスーパーの場所は地図に記載しているので地図のメニューから有効化してください。

■宿泊地
 アラスカも本土と同じく安宿がほとんど存在しない。そうなると必然キャンプになるのだがキャンプ代も1泊20ドルといったところが多く、熊におびえつつも野宿をすることが多かった。ただし熊対策を行う関係上、完全に茂みの中での野宿はリスクが高いと判断してレストエリアを活用することが多かった。
 レストエリアとはハイウェイを走る車向けに駐車場とトイレ、ゴミ箱が設置されている場所のことを示す。場所によってテーブルやベンチが設置されていることも多い。ハイウェイのすぐそばに設置されているのでアクセスも容易でファシリティがそろっていることからレストエリアは恰好の野宿場所である。難点としてはレストエリアはキャンプ禁止に指定されているところが多いこと。なので、レストエリア近くの林の中でテントを張ったこともしばしばあった。

・探し方:主にWikiCamps USAというスマホアプリを使用して野宿地を決めていた。

WIFI・電源
 ビジターセンターやマクドナルド等のファーストフード店でWIFIと充電を使用していた。
 図書館でもWIFIが使えるのでネットに繋ぐのはさほど苦労しない。
 全体的にどこも回線速度は遅い印象。

■道路・交通マナー
 右側通行である。舗装状態は概ね良い。
 基本的に郊外に出てしまえば交通量は減るため車とのトラブルは減る。
 路肩もそれなりにあるので快適に走れる。
 アンカレッジからフェアバンクスまでは概ね緩やかな登り。トック以降キツイアップダウンが増える。
 無補給地帯はTrapper Creek~Cantwell間、Delta Junction~tok間の2か所あるので注意。必要であれば地図内にルートで埋め込んでいるので地図のメニューから有効化してください。
 注意点としては赤信号の場合でも右折が合法ということ。なので交差点で信号待ちをする場合は右折してくる車に注意しなければならない。

自転車店
 アラスカでは利用していないので不明だがアンカレッジとフェアバンクスであれば自転車屋はある。逆に言えば都市以外では修理や消耗品の入手は難しい。

■その他
・役立つマップ
 Bell's Travel Guidesという無料の観光案内冊子が非常に有用。ビジターセンターで無料で配布されている。または以下のサイトからダウンロードが可能。

https://www.bellsalaska.com/mapbooks/HighwayMapbook.pdf
 町の観光情報やキャンプ場、レストエリアの情報、それらの距離が表示された地図が非常に役に立つ。上記地図とWikiCampsの情報があれば旅をする上で不足はないだろう。有料雑誌のMilepostという有名な本もあるが分厚く2000円くらいするので使わなかった。

■感想
 何気ない道端から見える景色でも非常に素晴らしい。自然を満喫できる場所。
 自転車乗りならアラスカは最高の場所だと思う。
 ここに来て自分の中の”自然”に対するスケールというものが拡張された。
 おすすめ。