ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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自作温湿度気圧計の改修

自作の温度、湿度、気圧計を旅に持って行っているのだが、使っていると色々改善点が見えてきたので一時帰国を機に改修した。

 

↓改修後の画面。左上から温度、湿度、高度、気圧を表示。高度を追加。

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今回新たに高度を計算して表示するようにした。計算に必要な海面気圧の値は1気圧として決め打ちしているのでプラマイ100m程度の誤差が生じる。まぁ目安ですな。

 

↓簡易温度ログ機能を追加。左上が現在温度。右上が最大温度、右下が最低温度。左下はカウンタ。

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テントの中で寝ていると夜中に結構冷え込むことがあり、翌朝になってから一体何度まで下がっていたのだろうと気になっていた。なので電源ONから一定時間経つと簡易ログモードに移行するように改修。モード移行後の気温最大値と最低値の値を保持するようにした。左下の数字は電源ONから一定間隔でカウントアップするカウンタ。途中電断して再起動した場合でもカウンタを見ればどの程度の時間動作していたのか分かるようになっている。

 

↓傾斜スイッチの追加。(銀色の筒のパーツ)

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今までは電源スイッチ無しで運用しており、3ヶ月程度は常時ONでも電池がもつシステムしていた。しかし実際旅の中で温度とか確認するのなんてほとんどないのであり常時ONにしておく必要がないなと思ったので使う時だけONにできるよう様に改造。これで電池寿命が延びる。(海外でも単三電池は入手できるが高いのがネックだった)

これまでの経験からスライドスイッチを採用すると野外使用では接点が錆びて動作不良を起こすので、傾けてONOFFできる傾斜スイッチを採用した。これなら錆の心配が無く耐久性も高くなる。

 

↓横から見た写真。手前のセンサが温度、湿度センサ(HDC1000)。奥のセンサが温度、気圧センサ(LPS25H)。

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この計測器は2つのセンサを内蔵しており、温度に関してはどちらのセンサからでも取得できる。温度計としては相対的に精度の良い温度、湿度センサからの値を使用している。しかしアメリカのデスバレーで45℃を超える灼熱地帯で使用したらセンサから期待した値が返ってこないことがあった。異常系の処理は実装していなかったので今回異常系の処理を追加して一方のセンサの値が異常であればもう一方のセンサから取得するようにした。

 

↓ちなみに裏面。配線が雑だけど気にしない。

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