ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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中国での鉄道輪行メモ

 中国では武漢から深センまで鉄道を使い移動した。事前の情報収集では体験談が少なく余り参考にならなかったため、このメモを書いておくことにする。

 

■前提知識

・列車の種類

 中国の列車には何種類かあり、日本における新幹線や夜行列車、特急などがアルファベットによって分類されている。G列車は日本における新幹線と同じ様で、新幹線タイプの列車には自転車を輪行袋に入れて持ち込むことは禁止されている模様。Z,T,Kといった快速列車(寝台特急も)タイプであれば規定サイズ以内であれば輪行袋に入れて輪行が可能。

www.arachina.com

・手荷物の許容範囲

 重さ20kgまで、縦横高さの合計が160cm以内とのこと。個数については不明だが基本的には1個なのかなと思う。詳しくは以下のサイトを参照。

www.arachina.com

 

■実際に選んだ方法

 武漢(漢口)から深センまでT列車(夜行)を使用。ダイヤの調査には鉄道会社の公式HPで検索を掛けた。料金は大人1人152元だった。チケットは駅構内の窓口でパスポートを提示して購入。駅構内は自転車進入禁止らしく警備員に制止させられた為駅構内に入る為だけに輪行袋に入れるというクソ面倒くさいことをする羽目になったので事前に徒歩で買いに行くのが賢い。

www.12306.cn

 輪行袋を持っていたが、自転車とバッグの2つの大荷物を持って移動するのは面倒だったのと改札時に職員に止められる可能性を排除したかったので大荷物は預け荷物として別送することにした。

 駅構内に託送カウンターがあるのかと思っていたが、実際は駅構外にあった(100m程度駅に沿って歩く)。名前は中鉄快运と書いてある。ここのカウンターに行き荷物の重量を測ってもらい料金を支払って手続きは完了する。控えを渡されるが、これが荷物引き換え時に必要なので忘れないように。恐らくここは日本で言うJR貨物みたいな会社。旅客サービス部門との接点はないように思われる。看板も別だし。ちなみに料金は47kgで240元だった。人より高い荷物。。。あと輪行袋に入れた自転車は職員のおじさんに袋から出すように指示された為、自転車を組みなおして素の状態で預けた。輪行袋は全くの無駄だった。

 18:38発の翌8:42着列車に搭乗。駅の改札ではX線検査があったりホームまで距離があったりしたので、大荷物は預けて良かったと思った。列車内はほぼ満員に近く、シート席しか予約できなかったので10時間以上ただひたすら苦痛だった。乗客のほとんどが規定ギリギリの荷物を持っており棚はほぼ満杯。荷物を預けてなければ途方に暮れていたに違いない。

 翌日遅れもなく到着した深センで改札を出た後、中鉄快运を探し迷いながらなんとかスーパーの地下駐車場の様な場所で荷物を受け取ることができた。