ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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マレーシア自転車旅まとめ

■地図

・期間:2019/9/27-10/28
・日数:32日
・距離:997km
■ビザ・出入国審査
 日本人であればノービザで90日までの滞在が可能。出入国カードは廃止されているので国境にてパスポートを提示するだけで良い。
 入国/出国審査:問題なし。質問もなし。少々困ったのがタイ側から入国する際にマイナー国境を使用した為、入国後直ぐに現金を引き出すことができなかった。
 出国の際にはバイク用の国境を通過する為、小銭を処分することが出来ないままシンガポールに入国してしまった。マレーシアとシンガポール間の出入国はバイク用なので少々戸惑った。
■言語
 マレー語、英語、中国語、ヒンディー語、etc..
 多民族国家のマレーシアでは統一された言語というのは無く、それぞれの民族がそれぞれの言語を使用して生活している。道路標識など基本的にはマレー語が標準の様だが、商店などは中華系の場合中国語、インド系の場合ヒンディー語を使用していて、中華系マレー人は認識としては中国人として印象。中華レストランでは普通に中国語で話しかけられる。
 こういった関係から英語が話せる人が多いのがマレーシア。結果としてマレー語は一切使わず、英語だけでコミュニケーションが可能だった。
 文字はアルファベットを使用してるので読めないということはない。中華系の住民が住んでいるところでは漢字が普通に使われている。
■通貨
 マレーシアリンギット。2019年10月時点では1リンギット26円程度。硬貨が使用されている。補助単位はセントとなり、これらが硬貨に使用されている。ATMで現金を引き出す際に手数料が必要だが幾らかは表示されなかった。多分数百円は取られている。
■宗教
 これも多種多用。中華系寺院からヒンデゥー寺院、イスラムモスクやシーク教の寺院まであらりとあらゆる宗教が存在している。ちょっとしたカオス。
 ただし、スカーフをかぶっている女性を多くみたことから多数派はイスラム教なのかな。
■単位
 SI単位系。まあ特に混乱することはない。多少気になったのが時速を表す際に/hが/jになっていたこと。マレー語だとjになるのかな。
■時差
 日本との時差は1時間。タイの時差は2時間なので、1時間ほどタイより早くなる。
■気候
 暑い。酷暑まではいかないが日中は30℃を普通に超える。10月頃から雨期になるらしく、クアラルンプールでは毎日1時間以上雨に降られていた。ただしずっと降り続くことはなかった。
 終わらない夏。エンドレスサマー
■治安・人柄
 治安ははっきり言って悪い。アロースター周辺にて自転車走行中にいきなり2人組のバイクに襲われてスマホを奪われた。犯人はマレー系ですぐに被害届を出したけど、スマホは戻ってこない。
 なんかマレーシアって治安が良いイメージがあったけど嘘だなって思った。観光地では比較的治安が保たれているけど田舎の方は危険が多い。現地の人に夜野宿をしては絶対に駄目だナイフで刺されるぞと言われりして怖かった。治安が良くないのにも関わらず田舎の宿は一泊1500円とかして高いのが悩み。
 人柄は良い人が多い。英語が話せるからコミュニケーションができるし、なんというかラテンのノリかな。
■物価・食事・水・衛生面
 物価はタイと同程度か若干高い。コークが500mlで2.5~3リンギット。概ね2.8リンギット(72円)程度。水1.5Lが2リンギット(52円)と言ったところ。店によって値段がまちまち。セブンイレブンもあるが値段は一定ではない。コンビニで弁当も売ってないし不便である。タイを見習って欲しい。
 食事は良い。多民族国家なので料理も様々な国の物を食べることが出来る。中華系は旨いが量が少なく、インド系は味はいまいちだが量が多く満足度が高い。基本的にはコスパの良いインド系の店に良く行っていた。
 マレーシアの文化なのか食事の際にドリンクを注文することが暗黙のルールになっている。なのでいつもドリンク代がかかるのが難点だった。まぁ断っても苦い顔されるだけだが。
 水は引き続き購入。だが宿にウォーターサーバーが置いてあることが多く、買う頻度は低くなった。若干高いし。クアラルンプールで出会った中華系マレー人は水道水は飲んじゃだめだと言っていたので飲まない方が良いのだう。
■宿泊地
・探し方:大都市であればBooking.comやAgodaで安宿を検索。地方では宿代が高くなる為、野宿か寺院に行き泊めてもらった。タイと違い警察でキャンプは不可。門前払いされることが多かった。タイと比べ治安は悪くなるのに警察は親切ではない。ガソリンスタンドはあるが屋根が無く、雨が多いのでガソリンスタンドでのキャンプはしなかった。大抵の場合、治安が悪い国は物価が安く宿に泊まりやすいのだが、マレーシアの場合は治安が悪いくせに宿代、物価が高い残念な国である。野宿は治安上おすすめしない。モスクや寺院の敷地で許可をもらいキャンプするのが良い方法だと思う。
 観光地では1拍10リンギット(260円)と言った激安宿があった。

WIFI・電源
 フリーWIFIは見かけなかった。宿のWIFIを使用してネットをしていたのと、盗まれたスマホの代わりとして購入した格安スマホが地域ロックがかかっていて現地のSIMでアンロックする必要があったのでSIMを購入。ネット環境はSIM購入のおかげで問題なかった。電源は宿で充電。他の東南アジア諸国と同様ベッドに一つコンセントがついている。野良充電は難しいと思う。
■道路・交通マナー
 左側通行。なんとなく右側通行のイメージがあったが日本と同じ左である。運転マナーは良い方だと思う。クラクションを鳴らさせることは少ないし、むちゃな割込みをしてくる車も少ない。
 道路は路肩が狭いことが多く、横すれすれを車が通行して怖かった。
自転車店
 都市部ではそこそこ自転車店があるし、地方都市でも町の自転車屋みたいのはちょくちょく見かけた。
■その他

■トラブル
 ・自転車走行中にスマホを奪われた。
 ・サイクルコンピュータを紛失。
■感想
 治安悪く、景色も別に良くない。道路の路肩は狭いし物価は高いでマレー半島を縦断するといった目的がなければ自転車旅行には向かない国だと思った。