ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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ブラジル、パラグアイ自転車旅まとめ

■地図
・期間:2024/2/12 - 2024/3/12
・日数:30日
・距離:415 km
■ビザ・出入国審査
ブラジル・パラグアイ共に日本人はビザなしで3ヶ月の滞在が可能。
ブラジル
入国審査:電子的に入国書類を作成する。イミグレオフィスにQRコードが掲載してあり、それを読み取り専用ページにアクセス。(現地にて提供されている無料WIFIにてインターネットに接続可能)パスポートに記載されている氏名など基本的情報を記入し送信すると、職員が読み取る用のQRコードが作成される。このQRコードとパスポートを提出し、何も聞かれず入国できた。一応この電子入国書類を作成して入国手続きをするとスタンプは押されないようだが、スタンプを押してくれとジェスチャーで伝えると入国スタンプをもらえた。荷物検査や税関などの審査はなかった。
出国審査:出国時も入国時と同様にQRコードを読み取り出国書類を作成する。作成が終わると職員提出用のQRコードが生成されるので、パスポートと一緒に提出。出国スタンプをもらい終わりである。
パラグアイ
入国審査:イミグレオフィスにてパスポートを提示するのみ。質問は目的地はどこかという一つだけだった。確かスペイン語で聞かれた気がする。アスンシオンと一言だけ答えて、入国スタンプをもらい終了。税関や荷物検査はなかった。
出国審査:空港のイミグレブースにてパスポートを提示するのみ。質問もなく、ただ出国スタンプが押される。
■言語
ブラジル
ポルトガル語。なんとなく響きがフランス語に似ているなと思った。基本的に地元民に英語は通じない。ただ、ホテルでは英語が通じたので観光地だったら英語話せる人は多いかもと思った。
パラグアイ
スペイン語。他の南米同様英語は通じないと思って間違いない。パラグアイは先住民の言語、グラアニー語がある関係か他の国のスペイン語と比べて独特のアクセントがある。挨拶の際に大体コモエスタを使っていたのだが、パラグアイではケタルの挨拶が多かった。
■通貨
ブラジル:ブラジルレアル。1レアルが大体30円程度だった。
パラグアイパラグアイグラアニー。10,000グラアニーで大体200円ちょいだった。桁が多いのでなれるまで少し時間がかかる。パラグアイの通貨は国外では両替してもらえないので注意。(国境付近を除いてほぼ取り扱いが無い)。いかに使い切るかが重要。イグアス居住地の銀行ではクレジットカードでキャッシングしても手数料が別れておらず、引き出し額に上乗せされるので注意。(1回毎に700円くらいの手数料だったような)
■宗教
両国ともキリスト教。とはいえそこまで熱心には見えなかった。これは移民の多さが関係しているのかもしれない。
■単位
SI単位系。特に困ることはなかった。
■時差
ブラジル
日本との時差は-12時間。
パラグアイ
日本との時差は-13時間。今回はサマータイム中に行ったので時差-12時間だった。なのでブラジルと時差がなくスムーズだった。サマータイム以外の時期にパラグアイとブラジル行く場合には時差に注意。
■気候
滞在した時期は夏真っ盛りといった感じで暑かった。
ブラジル:数日しか滞在しいていないので何とも言えないが、日中日差しが出ると暑く、午後スコールで雨が降ると涼しくなり、東南アジアの気候と似ていると思った。
パラグアイ:暑かった。東部の方が雨が多く、最高気温は抑えられていたと思う。首都アスンシオンでは雨が降らず、気温は40℃近くまで上がり暑かった。アスンシオンの日本人宿らぱちょではエアコンが使えなかったので夜も寝苦しく不快だった。
■治安・人柄
ブラジル:
治安:日中であれば問題ない。しかし辺境の町にも関わず、通りには寝ころんだホームレスなどがいて夜は出歩きたくないと感じた。
人柄:数日しか滞在していないので何も言えない。陽気な人間が多い印象。
パラグアイ
治安:基本的には田舎に行くほど安全であるように感じたが、野宿はしたくないと感じる雰囲気はあったので宿に泊まった。シウダデルエステとアスンシオンでは昼と夜で雰囲気が違うので夜間の外出はしない方が無難である。
人柄:落ち着いた人が多い印象。基本的には良い人たちだと思う。
■物価・食事・水・衛生面
ブラジル
物価:高いと感じた。日本と同等かそれ以上である。肉もアルゼンチンと比べると高い感じだったので買わず。
食事:レストランには行かず自炊だったのでブラジル料理は食べず。袋ラーメンだけ食べていたのでなんとも言えない。しかしスーパーは綺麗で食材も豊富。アジア系食材の品ぞろえも良くクオリティーが高かった。
水:ホテルの水は飲んでも問題なさそうだったので調理や普通に飲んだけど問題なかった。
衛生面:悪くはないと思う。レストラン行ってないの不明。
パラグアイ
物価:基本的に安い。肉もアルゼンチン並みに安く、食料品は全体的に安い。ただ宿などの値段は観光地を除き高め。エアコン付き個室が100kPYG(2000円)から。なので日本人宿の方が安くてオススメである。(大体一泊50kPYG(1000円)程)
食事:レストランもあるのだが、営業時間が分かりにくく、腹が減った時に行っても営業していなかったりで宿近くの日本食レストラン以外は使わなかった。なので移動中は朝は前日に買っておいたパン。昼はコーラなどの飲料水とスナック。夜はマクドナルドなどのファストフード店で持ち帰りして部屋で食べたりしていた。
水:水道水は一応飲めるらしいので宿では普通に飲んでいた。
衛生面:あまり良くはない感じはした。
■トイレ事情
公衆トイレはない。
■宿泊地
パラグアイではすべて宿に泊まった。野宿は熱帯地域であるので毒蛇などの恐れや治安の不安から敬遠した。なんとなくベトナムに似ている。節約したい人はガソリンスタンドの裏にテントを張らせてもらえないか聞くのが良いと思う。
・探し方:基本的にBooking.comのような予約サイトとGoogleMapで調べた。
WIFI・電源
宿ではすべての宿でWIFIが完備されていた。速度は少し遅いかな程度で問題なく使えた。電源は宿だったのでそこで充電。変換アダプタなしでも日本のプラグがそのまま使えた。
■道路・交通マナー
パラグアイ
道路:国の規模にしては良かった。幹線道路はしっかりと整備されており路肩もあり走りやすい。シウダデルエステ周辺では路肩にミニトーペ(段差)が多数あり走りづらいが郊外にでるとほとんどなくなる。山は無いのだが、細かいアップダウンが多く、舐めていると意外と疲れる。バス停か10㎞間隔くらいでガソリンスタンドがあるので途中休憩ポイントとしてよく使わせてもらった。なんとなくその辺はタイに近い感じがする。
アスンシオンでは話が変わり路肩は無くなり凸凹が増えて劇的に走りづらくなる。路線バスも多く自転車の横をすれすれで通過していくので恐怖だった。田舎では黒煙を吐き出すおんぼろ車というのはあまり見なかったのだが、アスンシオンではよく見かけた。
マナー:田舎の方が運転マナーが良く結構距離を開けて走ってくれたりと自転車への配慮を感じた。ただしアスンシオン市街では路肩がない関係もあり、かなりすれすれで追い越していく車が多く、あまりマナーは良くない。正直アスンシオンでは自転車に乗りたいと思わない。なのでアスンシオンから出たり入ったりする場合は日曜日の交通量が少ない日がオススメ。
自転車店
パラグアイ
アスンシオンでは何店舗か専門店があり、レベルも高そうに見えた。スペインに飛ぶために段ボールを入手するために自転車店を訪れたが、快く無料で段ボールを入手することが出来たので心象は良い。パラグアイでは自転車は金持ちの道楽らしいので、その辺も関係しているのかもしれない。今回は特にオーバーホールが必要というほどでもなかったので何も買わなかったが、必要な人はここでオーバーホールしていくも良いかと。
■その他
日本の衰退の影響かパラグアイに移住希望の日本人が多くいたのが印象的だったパラグアイ。なんだかなと思った。
■トラブル
空港に自転車で出発ゲート入口(外)に乗り付けた時、ガードマンがここに自転車を置くんじゃないみたいなことをスペイン語でまくしたててきた。自転車を解体して段ボールに入れる必要があったので無視して自転車分解作業をしたが未だになんだったのか謎。
■感想
もともとブラジルとパラグアイに行く計画ではなかったのだが、イグアスの滝と日本人移住区が気になったので予定を変更して今回の訪問となった。イグアス移住区では幼少期にパラグアイに移り住んだ人たちがいて、海外なのに日本のような場所があり不思議な感覚がした。行って良かったと思う。