ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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アルゼンチン自転車旅まとめ

■地図

・期間:2023/12/17 - 2023/12/31,  2024/1/18 - 2024/2/12
・日数:41日
・距離:811 km
■ビザ・出入国審査
日本人はビザなしで3ヶ月の滞在が可能。生鮮食品の持ち込み制限もなかった。基本的にはスタンプは廃止されているが、一部マイナー国境では引き続きスタンプが押される。
入国審査:
チリ→アルゼンチン1:特に質問もなく入国スタンプを押してもらえた。入国時の記録は本に職員が記載する方法なのでイミグレーションのデータベースには載らないのではないかと思う。
チリ→アルゼンチン2:入国スタンプはパスポートに押されず、チリ出国時にもらった別紙に押された。どこに泊まるのか聞かれたがホテルの予約などしていないので答えられなかった。見かねた職員が悪態をつきながらなにか代わりに入力してたので適当に町の名前でも書いていたのだと思う。このイミグレでは自転車乗りは泊まることが出来るとレビューにあったのだが、職員には冷たく泊まれないと断られてしまった。
出国審査:
アルゼンチン→チリ:出国の際にいつ入国したのかと日付を聞かれた。スタンプの押されたページを職員に見せると何やらパソコンに打ち込んでいたのでそこでデータベースに登録されたのだと思う。出国スタンプは別紙に押されて渡されるので、その紙をチリのイミグレ職員に渡して完了。
アルゼンチン→ブラジル:パスポートをスキャンして終了。スタンプは押されず。
■言語
スペイン語。他の南米の国と同じ。
■通貨
アルゼンチンペソ。2023年12月当時はおよそ1米ドルが950ペソ。2024年2月では1000ペソ程度になっていた。アルゼンチンペソの経済崩壊により闇レートは公式レートの倍以上の開きがあったが、2023年12月に新大統領就任によって公式レートが300ペソから800ペソへと大幅に切り下げられたため闇レートとの差が縮小。その前と比べて旅行者の恩恵は少なくなった。ただしatmでの引き出しでは有利になるので銀行でペソを引きだそうとしたら、最大引き出し額が9000ペソしかないのに手数料が4000ペソと狂っていたため、アルゼンチンではatmを使うことはなかった。幸いチリで両替しておいた米ドルと余分にあまったチリペソをアルゼンチンペソに両替することで現金の入手はできた。またアルゼンチンもチリ同様カード社会なので、そこまで現金必須の場所はなく手持ちの現金が少なくてもなんとかなった。
■宗教
キリスト教。他の南米と同様。
■単位
SI単位系。特に困ることはなかった。
■時差
日本との時差は12時間。
■気候
南部のフエゴ島は夏でもかなり寒く感じた。ウシュアイアでは山に雪が降るなど朝晩の寒さがつらかった。国境を越えてからリオグランデまでの区間は暴風が吹くのでかなり大変。
ブエノスアイレスまで北上すると今度は汗をかくほど暑くなり、イグアスではバスから降りた時の熱気はすごかった。
■治安・人柄
パタゴニア地方は全く問題なかった。首都ブエノスアイレスも聞いていたほど治安は悪くないと感じた。しかし、レティーロのバスターミナルでは日本人バックパッカーがケチャップ強盗にあっていたので油断は禁物である。
プエルトイグアスはなんだかアルゼンチンらしからぬベトナムの雰囲気だった。
人柄:割と親切な人が多い印象。良く言えばおおらか、悪く言えば大雑把。
■物価・食事・水・衛生面
物価はアルゼンチンペソ安でチリよりも安くなった。それでもパタゴニア地方は高いが。
食事:物価は安いと言ってもレストランに入ればそれなりにするので自炊をしていた。ただ、ラーメンが2400ペソとやたら高いので米を炊くことが多かった。牛肉が安いでステーキを焼いて食べることができた。
水:パンパ平原では飲み水の確保が難しいのであらかじめ必要分を確保しておくのが無難。アルゼンチンでもチリに続いて水を買うことなく過ごすことができた。
衛生面:まあ悪くはないと思った。チリアルゼンチンはほぼスペインと変わらない。
■トイレ事情
チリと同じ。公共トイレはないのでキャンプ場や宿で済ます。トイレットペーパーが無い場所が多いのでトイレットペーパーは必須だった。
■宿泊地
この辺もチリと同じ。チリ参照。
・探し方
WIFI・電源
この辺もチリと同じ。チリ参照。
■道路・交通マナー
アルゼンチンの道路は側道が無い場合が多く、自転車で走るには少し怖いことがある。交通マナーは悪くもなく良くもなくといったところか。
自転車店
利用しなかったで不明だが、ウシュアイアでは輸送用に段ボールを入手するために何件か回った。夏のハイシーズンにウシュアイアから飛ぶ人は段ボールの入手が課題である。
■その他
特になし。
■トラブル
特になし。
■感想
アルゼンチンのパタゴニアもよかった。北は砂漠から熱帯雨林。南は氷河など見どころが多い国である。またきてみたいなと思う国であった。