ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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タイ自転車旅まとめ

■地図

・期間:1回目:2019/7/5-7/24,  2回目:2019/8/20-9/26
・日数:合計58日 (1回目:20日, 2回目:38日)
・距離:合計2337km (1回目:920km, 2回目:1417km)
■ビザ・出入国審査
 日本人であればノービザで30日間の滞在が可能。事前調査では陸路だと15日しか滞在できないと書かれているサイトがあったが陸路入国でも問題なく30日のスタンプが押される。ただしノービザで陸路入国可能なのは年2回までとなっているので3回以上出入国をしたい場合は3回目から観光ビザを事前に取得する必要がある。
 ノービザでも30日を超えて滞在したい場合1900バーツ払えばイミグレにて延長が可能。今回は2回目のタイ滞在時にプーケットにて延長手続きをした。特に問題もなく当日中に手続きが完了した。
 入国/出国審査:問題なし。入国/出国カードに必要事項を記載しパスポートと一緒に提出。顔写真を撮影し指紋を採取して(指紋は入国時のみ)、入国/出国スタンプを押されて終了。質問もなかった。
■言語
 タイ語。文字もタイ文字になっており、全く読めない。ただし、数字に関してはほとんどアラビア数字で書かれているので数が分からないということはまずない。
 現地人が英語が堪能かというと微妙。まあ日本と同じ様な感じかなぁ。基本的にはタイ語しか通じない。
 サワディカップがこんにちは。コップンカップがありがとうございます。ありがとうを示すタイのジェスチャーは手で合掌すること。
 フォントが色々ありアルファベットにしか見えないタイ文字も存在する。最初タイには2種類の文字があるのかと疑った程。
■通貨
 タイバーツ。2019年9月時点では100バーツが概ね350円程度だった。ベトナムカンボジアミャンマーと違い硬貨が併用されているので道端に1バーツ硬貨が落ちているのを見かけて拾ったり拾わなかったり。
 ATMにて現金を引き出す際の手数料が220バーツ(770円)とかなり高額なので、滞在日数に応じてまとまった額を1度に引き出すのが賢い。カンボジアとの国境の町Aranyaprathetではイミグレ近くにコンビニや銀行ATMがあるので現地通貨を直ぐに引き出すことが可能。
■宗教
 中部、北部はほぼ仏教一色。南部地域ではイスラム色が強くなり、同じ国なのかと疑いたくなる程文化が変わってくる。
■単位
 SI単位系。特に問題なし。ただしタイ文字で書かれていることが大半なのでキロとかカロリーとかは多分そう書いているのだろうと推量していた。アルファベットで書いて欲しいね。
■気候
 1回目の7月はかなり暑かった。35℃以上になる日が何度もあったので氷を買って凌いだりしていた。2回目の9月は南下しているのにも関わらず風は涼しくなって走りやすくなった。
 雨はよく降るがスコールの雨なのでどっしゃっと降って30分程度で止むのが多かった。大抵の場合振る前にどす黒い雲と強い冷たい風が吹くので雨が降るのは事前に察知できる。
■治安・人柄
 良い。人柄も日本人と似ているところもあったりして自転車走行中に話しかけれることは少なかった。個人主義的な感じと言うのかな。気楽な反面、寂しいような。
 ただし、ハイウェイポリス等で泊めてもらうになったりしてこちらから積極的に関わっていくと驚くほど親切な人が多い。南部のイスラムの人達とはほとんど関わっていないので何とも言えない。
■物価・食事・水・衛生面
 カンボジア(宿)とかミャンマー(食事)に比べると高いと感じる。宿は最低350~400バーツ(1200~1400円)が相場となってくる。ファンのみの部屋だとそこから100バーツ程下がることが多いがそう言ったオプションが無い宿も多いし、ファンのみ350バーツと言ってくる宿もありなんとも。ドミトリーだと150~250バーツくらいかな。
 食事は旨い料理が多い。しかし圧倒的に量が足りなくてコスパが悪い。辛い料理が多いので慎重に選ばない激辛料理を食べる羽目になり翌日腹を壊すことになる。
 水も引き続き購入。1.5Lが13バーツ(約45円)と安いので。セブンイレブンが要所要所にあるので補給には全く困らない。水を買いたくない人は道路上にあるハイウェイポリスにて無料で水を補充できることが多いので、そういった施設を使うと良いだろう。
 衛生面は割と良い。ミャンマーと違い腹を下すことはほとんどなくなった。まぁコンビニ食メインだったのでそのおかげだと思う。
■宿泊地
・探し方:大都市や観光地ではBooking.comやAgoda等の予約サイトにて検索。地方の宿がほとんどない田舎ではハイウェイポリスや道路公団の関連施設等で許可を取りテントを張らせてことが多かった。グーグルマップでHighwayで検索すればなにがしかの施設がヒットする。一部ハイウェイポリスでは宿泊設備を持っているので無料でエアコン付きの個室を提供してもらったあげく夕食や朝食を頂いて至れり尽くせりっと言ったこともある。
ただしそういったハイウェイポリスは稀で基本的にはテントを張らせてもらえるだけである。
 ガソリンスタンドでもお願いすればテントを張らせてもらえることがあるので野宿適地が無い場合に2度程ガソリンスタンドの敷地でテントを張った。英語が通じないことも多いのでテントを張った写真を見せると交渉がスムーズにいく。
 雑木林で何度か野宿したが、大量の蚊に襲われることが確実なのであまりお勧めしない。蚊取り線香を常備しておくこと。
WIFI・電源
 フリーWIFIは意外と飛んでいない。なのでセブンイレブンの毎日30分だけ使えるWIFIやガソリンスタンドに併設されているカフェにてネットに接続することが多かった。基本的にアクセスにはメールアドレスとパスポート番号を入力する必要があり面倒くさい。マクドナルドのフリーWIFIが電話番号入力必須なっていて使えなかった。一部ハイウェイポリスではWIFIが使える。ただしパスワード聞く必要がある。
 カフェはCafe Amazonがメジャー。一番安いホットコーヒーでも35バーツする。レシートに1時間接続可能なアクセスコードが記載されている。コンセントがついてない店が多く充電には向かない。
 充電は宿で行った。野宿やテント泊に備えて大容量モバイルバッテリーが重宝する。
■道路・交通マナー
 左側通行。日本と同じである。交通マナーは良い方。と言うか他国が悪すぎるのでマシに見える。赤信号でも左折する車は左折してくるので注意。
 道路は路肩広く快適に走ることが可能。片側2車線中央分離帯付きがタイにおける一般的な道路。中央分離帯が徹底されているので当たり前の様に路肩を逆走するバイク、はては車をよく見かける。最初は逆走してくるバイクに憤り感じていたが、中央分離帯のガチガチさに同情できるようになった。Uターンするのに何キロも無駄に走らされるのはたまったものではない。
 人口が程よくある地域だとバス停東屋が点々と設置してあるので、これは休憩の際にとても重宝した。南部地域や人口過疎地になるとバス停東屋がなくなるので休憩しづらくなった。
 ガソリンスタンドが多く、休憩にもってこいである。PTTというガソリンスタンドはセブンイレブンやCafe Amazonが併設されていてトイレもあり最高だった。
自転車店
 自転車店は割と小さな町でもあるのでスペアパーツの入手は容易だと思う。ただあくまで一般的な話なのでマニアックな部品はやはり首都とかでないと入手できないんじゃないかな。
 自転車専門店なら仏式バルブのチューブが置いているが基本的には米式バルブのチューブなので、ホイールは米式に対応している方が良い。
■その他
 犬。南部の犬ほど吠えてくる。敷地を飛び出して道路まで出てくるのでぶったたいてやろうかと本気で考えた。ただ、噛みついてはこない。
 コンビニとかでやたらと日本の文字を見かけることが多かった。謎のカタカナが書いてある商品とか。カニカマとか。
■トラブル
 エメラルドプールで2度転倒して一眼カメラが故障。
 前輪がパンク。予備チューブもなく、小さなバイク修理店にて米式のチューブでその場をしのいだ。
 バス停で休んでいたらゲイがやってきてしつこくアドレスを聞かれた。
■感想
 走りやすい国である。セブンイレブンの存在が偉大。補給には困らない。道路も路肩が広く走りやすい。その反面単調で飽きることが多かったかな。サイクリングという意味ではつまらないと思う。

ミャンマー自転車旅まとめ

■地図

・期間:2019/7/25 - 2019/8/19
・日数:26日
・距離:1282 [km]
■ビザ・出入国審査
 2019年現在、日本人はノービザで30日の滞在が可能。2019年9月までの試験的処置は更に1年間延長されるとのこと。
 入国/出国審査:問題なし。入国/出国カードに必要事項を記載しパスポートと一緒に提出。顔写真を撮影し入国/出国スタンプを押されて終了。質問もなかった。
■言語
 ミャンマービルマ)語
 他の東南アジア諸国と同様、観光地以外では英語を理解する人は少ない。ミャンマーはイギリス植民地だったこともあり英語は通じやすいと聞いていたがどっこいどっこいの印象。
 ありがとうございますはチーズテェンバーレー。ありがとうはチーズーバー。こんにちははミンガラーバー。発音が難しく覚えるのに苦労した。
■通貨
 ミャンマーチャット。2019年8月現在だと1000チャットが70円程度。ATMで引き出すことができる。最高額紙幣は1万チャットの様だが地方では5000チャットが最大でATMでも5000チャット札で引き出される。タイ国境の町だと30万チャットまで引き出し可能で、すべて5000チャットででてきたので財布がパンパンになってしまった。ヤンゴンでは60万チャットまで引き出し可能で1万チャット札と合わせて引き出される。手数料は引き出しの際に表示されなかったが5000チャット程度の模様。硬貨はない。
■宗教
 仏教。キリスト教。その他(ナッ信仰)。
 基本的にはほぼ仏教。イギリス植民地の影響でキリスト教は大都市には大聖堂があるが一般的には普及しているようには見えない。注意点としては仏教寺院では裸足にならなければならないということ。靴下も禁止の徹底ぶりである。脱ぎきしやすいサンダルがオススメ。パゴダとかでは普通に犬のうんことか遺跡ではコウモリの糞尿が落ちていて個人的には裸足は嫌なのだが、これがミャンマー文化なので受け入れた。
■単位
 現在はSI単位系を使っているがイギリス支配の影響で年配者は未だにマイルを使用している。
■気候
 南部は毎日雨に降られた。中、北部では雨は減るが土砂降りになると長続きする。一般的に5月から10月くらいまでは雨期らしく、ヤンゴンまでは曇り空で周期的に雨に降られる毎日だった。中、北部では乾燥地帯になるが雨が無くなるわけではなく土砂降りは普通にある。特にバガン周辺はドライリバーが多いので雨が降ると道路が寸断されるので注意。一日中雨になることは他の東南アジア諸国同様少なく、降ったり止んだりを繰り返すことが多い。ミャンマーの雨期には毎年洪水が発生しているので雨期に走行するチャリダーは注意されたし。今年も南部地域で洪水が発生してニュースになっていたし、マンダレーからタイ国境に向かうバスでは6時間近い大幅な遅延が発生した。
■治安・人柄
 良いと思う。ただしヤンゴンでは詐欺が横行していると聞くし、実際に被害にあったという人にも会った。具体的には無料で観光案内をしてあげると言って、後から金を請求するパターン。財布を見せてと言われ渡すと金を抜かれるらしい。自分の体験ではバガンで村を案内してあげるというおばさんがいたので10分程ついていったら5000チャットを請求された。仕方ないので2000チャットをあげた。親切な人も多いのだけれどぼったくりや詐欺まがいの行為をする人が多いなあという印象を受ける。なんとなくインドのイメージがぴったりくる。
■物価・食事・水・衛生面
 物価は東南アジア諸国中でも安い。食事も良い店にあたれば一食1000チャット(70円)で満腹になれる。食に対する満足度は一番高い。基本的にカンボジアと同じで沢山並べられた鍋におかずが入っており、一品注文すると生野菜とかスープ(酸っぱいが脂っこい料理には合う)とかが一緒についてくる。ごはんも山盛りで盛ってくれるし、タイと違って辛くない。最高。ただし、油が多いので良く腹を壊していた(多分油が劣化している)。こういった定食で1500から2500チャット。2500チャットのところは多分ぼったくられていると思うけど、とにかく腹いっぱい食えたので、まあいいかという気持ちになっていた。
 600mlのコークが500チャット(35円)。1Lの水300チャット。ここでも引き続き水は購入していた。がゲストハウスにはウォータサーバーが用意されているのでそんなに買うことはなかった。
 衛生面はカンボジアベトナムと同程度かなと言った印象。よく腹を壊したので。

■宿泊地
・探し方:グーグルマップで検索。レビューを見て決める。有名観光地や大都市は予約サイトで検索。
 ある程度の町であれば宿は検索で引っかかるのでレビューを見て値段などを下調べてしていった。外国人が英語でレビューが書いてあれば泊まれる可能性が高い。
 ミャンマーでは外国人はライセンスのある宿しか泊まれないという中国と似たルールがあり、宿探しはベトナムカンボジア、タイと比べて難しい。しかし今はネットの情報が充実しているのでそこまで困ることはないと思う。ちなみに野宿は禁止されている。バゴー周辺で野宿をしていたスペイン人サイクリストが襲われたことがあるという情報をネットで見たので野宿は避けるのが無難である。あと、小さい町の宿は値段が高く2万チャット以上する場合があるので節約派には悩ましい。バス移動も手である。安いし。
 基本的に2万チャット以上の宿はエアコン完備で設備もきれいなものが多い。1万チャット周辺だとファンのみとかWIFIが無いとかそういう宿が多い。朝食が付く宿が多かった。
WIFI・電源
 コーカレイ(Kawkareik)の宿ではWIFIが無かったが、その他の宿では基本的にWIFI有り。電源も普通にある。ただし停電が頻繁に発生するので充電できる時にしておくべきだ。
■道路・交通マナー
 右側通行。日本の中古車が多数走行しており、右側通行に関わらず右ハンドルの車をよく見る。
 2019年現在多くの道路を舗装整備中で悪路が多かった。もう何年かするとまともに走れると思う。路肩は牛車通行の為に意図的に未舗装にしているような箇所が多かった。
 交通マナーは悪い。基本的にはベトナムと似ている。クラクションは挨拶みたいなもんだ。
 ベトナム同様頻繁に料金所が出現するが、2輪車は払う必要はないようで料金所をバイパスする脇道が併設されていることが多い。まぁバイクの動きにそっていけば大丈夫。

自転車店
 ミャンマー自転車屋はあてにならないと思っていたが、そこそこまともな店は道中で見かけたし、多少の修理であれば全然できそうだと感じた。あと日本の中古ママチャリが多い。売っているチューブは専門店以外では基本的に米式バルブのみと思った方が良い。
■その他
 ミャンマーは長年軍事政権だった為、未だ多くの外国人立ち入り制限区域が設けられている。じゃあ実際にどこがダメなのよと今回事前に調査したのであるが、ざっくりとしたリージョン単位の情報しか得られなかった。Myawaddy - Kawkareik 間とかホントはダメなんじゃないかと思っていたが、パスポートチェックが検問であったくらいで問題なく通過できた。今回通ったルートであれば特に制限なく通行できたので情報としては有益かなと思う。もっとも既に先行しているチャリダーがおり、自分はそれをなぞっただけに過ぎないが。
■トラブル
 バガン周辺で豪雨にあい、川で道路が寸断されて2時間以上待たされた。
 タイへ戻るバスが大幅に遅延。10:30着の予定が実際には17時着なんてことになった。
■感想
 インフラは遅れているけど、ミャンマーの自然や文化は旅をしていて楽しかった。日本と似た文化が多々ありとても興味深い国である。まだまだ見足りない。アジア最後のフロンティアと呼ばれて久しいミャンマーだが、フロンティアは消えつつあるのかなと急速に発展するヤンゴンを見て思った。これからどんどん経済発展して消えてしまう景色も多くなると思うので、そうなる前にもう一度訪れたいと強く思っている。

カンボジア自転車旅まとめ

■地図

 ・期間 2019/6/14~2019/7/4
・日数 21日
・距離 931 [km]
■ビザ・出入国審査
 カンボジアはビザ必須。国境にてアライバルビザを取得するかインターネットで電子ビザを取得するのが一般的。今回は国境にてアライバルビザを取得。
 観光ビザにて30日の滞在が可能。料金は30米ドル。米ドルでの支払いになるため、予めビザ代分の米ドルを用意すること。今回はホーチミン市にて余分なベトナムドンを米ドルに両替していった。
 入国時:一部問題あり。アライバルビザ取得時にビザ代と別に2ドルの賄賂を要求されたがつっぱねた。入国審査自体はスムーズに進んだ。指紋採取と顔写真の撮影有り。質問なし。
 出国時:問題なし。出国カードの提出と指紋スキャンと顔写真撮影があるが手続き自体はスムーズ。ただし、バスの団体がやって来ると列ができて10分程待たされる。
■言語
 クメール語。アルファベットでなくなるので看板の文字が全く読めなくなる。ただし宿の看板には大抵ゲストハウスと英語で書かれているので困ることは少ない。また宿には英語が喋れる人間が1人はいたので意思疎通も困ることは少なかった。食堂のおばちゃんは英語を喋れないが、ジェスチャーでなんとかなる。
■通貨
 米ドルとリエル。主に欧米人の多い観光地では米ドルがスタンダードに流通している。リエルはカンボジア独自通貨で田舎や現地人の多い場所では基本的にリエルを使う。
 1ドルは4000リエルと等価として扱われるが、両替すると1ドル4080リエルになるのでリエル払いした方が若干お得。なお米ドルにおける補助単位のセントは無いので0.5ドルと言った商品はリエルで払うことになる。食堂なので食事をした場合や田舎の宿のおつりはリエルで帰ってくるのが普通。
 米ドルに関しては扱いに注意が必要で古いデザインの紙幣は使えなかったり、汚れていると受けとってもらえない場合があるとのこと。幸い今回そういったことはなかった。
 ATMでは安くても4ドルの手数料がかかるので注意。自分はよくABA銀行を利用していた。手数料4ドル。リエルの引き出しも可。引き出す際には200ドルと言ったきりの良い数字だと100ドル札で出てくるので190ドル等の端数が出る数字でやると良い。(100ドル札は高額過ぎてカンボジアでは非常に使いづらい)
 100ドル札を崩したい場合は、両替所で30ドル分をリエルに両替するなどするか大きなショッピングモール行くと良い。
■宗教
 仏教。托鉢をするお坊さんをよく見かけた。寺も多く仏教国である。
■単位
 SI単位系。特に混乱はなかった。
■気候
 暑かった。日差しが出ると35℃は優に超える。1日に1回はスコールに降られたが10分程度で過ぎ去っていくことが多かった。
 水分補給が重要になってくるが、幹線道路沿いには民家兼雑貨屋が点々と存在している為、補給は容易。逆に幹線道路から一歩離れると何もない無補給地帯へと早変わりするので注意が必要だ。
■治安・人柄
 良い。普通にベトナムと同じくらいだと思った。晩飯を食べるために日没後にウロウロしてても怖いと思うことはなかった。ベトナムよりもぼったくってやろうとする人も少なかったし。
 自転車で道路を走っていると現地の子供からハロー!ハロー!と声を掛けられるのは地味にうれしい。
 観光で来る外国人が多いからだからか英語が理解できる人が多かった。
■物価・食事・水・衛生面
 宿は扇風機のみ個室部屋で一泊6ドル程度。ドミトリーエアコン有りで一泊4ドル程度とかなり安い。なのでカンボジアでもベトナム同様に毎日宿に泊まっていた。
 食事はベトナムより若干高くなった。田舎の食堂で一食1ドルちょい(5000リエル)とかだったけど、観光地では3ドルとか安くてもした。
 水も引き続き購入していた。1.5Lの水で2000リエル(50円)とかかな。ベトナムと大差ない。
 衛生面ベトナムと同程度だけど、若干ましな部分もあり。基本的にコップにはストローが付いてくるのでコップの淵の口を付ける部分は汚くならない。ベトナムと同じくコップも洗わずに使い回しが多いのだけど、これならまだ我慢できる。食堂のおかずは蓋つきの鍋の中に入っているので虫などが入りにくい。
■宿泊地
 すべて宿に泊まった。扇風機のみで6ドル程度が相場で、エアコン付きの部屋にすると倍の12ドル程度が相場となる。基本的にベトナム南部と同じで水シャワー。
 部屋は広く無料の水ボトルが2本ついてくるのが基本。ある程度の値段交渉も可能。
・探し方
 Googleマップで検索をすると大抵の町ではゲストハウスが表示されるのでレビューを見て宿を決めた。Booking.comなどの予約サイトはプノンペンやシュムリアップの都市では重宝するが地方の町では全く役に立たない。ゲストハウスには基本的に英語も併記されているので見つけることは難しくない。
 村程度の小規模な集落ではゲストハウスの表記を見なかったので、宿を決める際には町程度のそこそこの規模の所を目的地として行動していた。

 ホームステイタイプの宿には看板など全くないので現地の人に聞くか、実際に家に言って尋ねるしかない。
WIFI・電源
 今回泊まった宿でWIFIが無いという宿は2件。いずれもホームステイタイプの宿で宿と言うよりは部屋の一室を借りるという感じ。ゲストハウス等のちゃんとした宿泊施設ではWIFIは当然ある。ただし、ネットワークエラーで接続できない宿もあったので(そこでは部屋を変えてもらった)部屋を決める前にWIFIの接続は確認した方が良い。
 宿に泊まれば電源は必ずあるので心配無用。変換アダプタ無しで使える。
■道路・交通マナー
 右側通行。交通量が都市部を除いて減るのでその為かマナーも良くなった。クラクションを鳴らされることはまれである。と言うかベトナムが悪すぎるのか?都市結ぶ幹線道路は日本の支援で整備されている為非常に走りやすい。路肩も広く快適な走行が楽しめた。ただし都市部では舗装されているもののデコボコが異常に多く、自転車のハンドルに固定していたスマホが何度も振動ではずれ落下するという事態が発生。走り辛かった。
 幹線道路の橋の多くは日本が設置しており、日本の国旗を多く見かけた。
 幹線道路を外れると直ぐに未舗装になるので注意。国道以外のメジャーでない道は赤茶けた土のデコボコ未舗装路になる。
自転車店
 首都プノンペンとシュムリアップではまともな自転車店がありパーツ補給や修理が可能だと思う。田舎ではバイク修理屋はあれど自転車屋はない。
■トラブル
 プノンペンにて走行中にスマホが落下。急ブレーキしてスマホを回収しようとしたところ、後続のバイクに追突された。おかげで後輪のスポークが曲がりタイヤが歪んでしまった。
 急ブレーキしたこちらにも非があるので相手と少し会話して終わり。
■感想
 アンコールワットの寺院など世界遺産は素晴らしかった。道端の子供達もハロー!と声を掛けてくれるし自転車で走っていて楽しい国だった。