ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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マウントロブソン州立公園 (Mount Robson Provincial Park) 攻略法

■基本情報

 カナディアンロッキー内で最も標高の高い山(3954m)。国立公園としてトレイルが整備されている。

 

■宿

 公園内部には7つのキャンプ場が存在する。利用の際には予めビジターセンターにてバックカントリーパーミットを取得する必要がある。

 

・キャンプ場

 ・予約
  9月に入るとオフシーズンに入るので、僕の場合予約なしでもキャンプ場を確保することが出来た。7月、8月がオンシーズンなので、その期間に泊まりたい場合は事前予約をした方が良いだろう。WEBまたは電話で予約が可能。

 ・支払い
  ビジターセンターのカウンターにて現金またはクレジットカードで支払う。公園内部のキャンプ場は1日10ドル。キャンプ場代というよりもバックカントリーパーミット代としての扱い。WEBでの予約の場合、WEB上で支払いもできる(多分)。キャンプ場は9月いっぱいで終了となるので、10月からは無料で使用できるみたい。(要確認)

 ・手続き

  1.ビジターセンターのカウンターにて指定の用紙に氏名、住所、電話番号(日本のでも可)、車のナンバー(車使用者のみ)を記入する。

  2.ビジターセンター内で料金を支払う。(カード利用可)

  3.下階にある視聴覚室で15分程トレイルのルールを説明するビデオを視聴する。

  4.視聴後、受付でラミネート加工された黄色い許可証を受け取る。この許可証をバックパックかテントに括り付けて正当な利用者であることを証明する。レシートもバックアップになるので保存すること。(トレイル終了後、許可証はお土産として持ち帰ることが出来る。)

 

現地に着いたらテントを張る場所を確保すること。テントサイト内の場所まで指定はされないので、空いている区画の好きな場所を選ぶこと。(木製の枠で囲ってある)

チェックアウトは11時AM。チェックアウトの申告の必要はない。

 

キャンプ場にはフードロッカーが設置されているので、食料はフードロッカーに保存すること。

 

・公園内部の注意点

 ‐トイレにはトイレットペーパーがないので持ち込み必須。

 ‐ゴミ箱は一切ない。ゴミは必ず持ち帰る必要あり。

 ‐自転車で進入可能なのはキニーレイクキャンプ場まで。駐輪場(バイクラック)はキャンプ場から森の中に入り、暫く進んだ坂の手前にある。
 ‐ビジターセンターにて自転車を中で預かってもらえないか聞いたが、答えはNOだった。ビジターセンターの前にバイクラックがあるのでそこに留めろとのこと。

 ‐キニーレイクキャンプ場では水の補給はキャンプ場奥にある小川で採取した方が綺麗。湖の水もきれいだが、少しゴミが浮いておりフィルターを使用した方が良い気がした。

■補給

・食料
 マウントロブソンのグロサリーストアーの品揃えは貧弱。
 事前に手前の町にて確保しておくこと。当然ながら公園内部で食料を購入することはできない。

・水
 公園内部に水道設備はない。そのため、公園内部では小川や湖といった自然の水をボイルまたはフィルターを通して使用するか必要分を予め携行する必要がある。

 ビジターセンターには給水機があるのでそこで飲み水の確保は可能。

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■ルート
 最初の2kは舗装路。終点は駐車場となっており、車でトレイルを始める人はここで車を置いていく。そこから5k地点までは川沿いの砂利道。キニーレイクの湖面を見ることができる。何気にこの道も辛い。雨が降った後だとぬかるんでいる場所が多々あり苦労する。
 5k地点を超えると4重の急な傾斜の坂が現れる。キニーレイクキャンプ場に行くまでにここが一番の難関。僕の場合、6Lの水とフルパッキングの自転車で挑んだが、1人で通過するこが出来た。もちろん「よいしょーー!!!」と大声をあげて全力で登る必要があったが。頑張れば10分程で通過できる程度の坂である。サンチャゴの道の方が800kと長かったので、僕にはよっぽど辛く感じられた。

 キニーレイクからバーグレイクまでは急な登りが続く。バーグレイクまで到達すればアップダウンは緩やかになる。

 

WIFI
 ビジターセンターで無料WIFIが使用可能。オープンでWEB上でPASSを入れる方式。
 近くにあるカフェではWIFI無し。

 

■ロッカー
 ビジターセンター内のトイレに設置されている。小型のロッカーで数は少ない。男女各6個。1日3ドル+デポジット30ドル。値段が高く、容量もないので僕は使わなかった。

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■熊
 2018年9月4日にトレイルの近くで熊出没情報があり。(予約時に注意点として受付の人から教えてもらう)
 結局トレイル上では一度も熊をみることなく過ごすことができた。

 

■天候
 朝曇りで正午辺りに一時的に晴。その後また曇り、雨になるパターンが多かった。
 朝曇っていると、展望はほぼ見えないと思った方が良い。が、正午から晴れる場合もあるので諦めないことも大事。

 

■感想
 自転車がなければ、バーグレイクキャンプ場で宿泊するのが良いと思う。一番景色が良いところだし、体への負担も少ない。キニーレイクからの日帰りトレイルは片道は良いが往復は辛い。さらに言うならば、麓の駐車場からの日帰りトレイルは相当に朝早く出ないと戻るのが厳しいと思った。もしバーグレイクまで行くならば、少なくともトレイル内のキャンプ場で1泊はすべきだ。

 

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