ネクストジャーニー 世界一周と自転車

世界一周の情報を書き残す為のブログ

アメリカ本土まとめ

■地図


・期間:2018年5月7日~2018年6月30日
・日数:55日
・距離:2769 [km]


■ビザ・出入国審査
 日本人であればESTA取得により最大90日間の滞在が可能。ESTAはWEBで申請する。手数料として十数ドル程度取られる。問題がなければ申請後直ぐに許可が下りる。

 ロサンゼルス(以下LA)では入国の自動化が進んでおり、税関質問等は機械でタッチパネルで答えられるようになっていた。その後の審査も簡素化されスムーズ入国できた。出国時の審査はない。

■言語
 英語。南部はメキシコに近い為かスペイン語をちらほら見かけた。安物の商品はメキシコからの輸入だったりするのでスペイン語で書かれたお菓子などをよく見かける。

■通貨
 言わずと知れた米ドル。2018年初夏のレートは1ドル110円程度。3月頃に104円台まで円高になったのでこのまま100円まで上がらないかなーと期待していたのだけれど結局反発してそこからぐんぐん円安になってしまった。

■単位
 アメリカ独自の単位が多すぎて混乱する。距離表示はマイル(mile)だし気温はファーレンハイト(°F)。液体は少量はオンス(oz)で大量はガロン(gal)。重さはパウンド(lb)。山の高さや交差点進入表示はフィート(Feet)で、たまにヤード(yard)を見かける。それぞれの単位に相互関係は無くSI単位系に生きる我々には感覚が掴みにくい。荷物の総重量は何パウンドなの?とか聞かれても困っちゃうよ。
 ペットボトル飲料はオンス単位なので例えばペットボトル一本を購入すると20オンス(591ml)という感じで少し量が多い。500ml専用のペットボトルホルダーを使っていると太くて入りにくいかも。

■気候
 アリゾナ州やシエラネバダ山脈の東側は雨はほとんど降らない。カラッとしたカンカン照りの日々が続いた。6月でも40℃越えの日があるので非常に暑い。
 西側のサンフランシスコ(以下SF)ではパラパラと雨が降ることは有ったが、土砂降りに降られた記憶はない。暑くも寒くもない過ごしやすい気温だった。

■治安・人柄
 都市以外では良い印象。LAやSF、シアトル(以下SEA)では街中大麻の匂いで溢れていて、ホームレスが高架下や道路側などにキャンプを形成しており怖いと思った。特にSF対岸のオークランド高架下とSFテンダーロイン地区。が、そういった治安の悪い場所を避ければいたって普通である。夜出歩かない、治安が悪い地区は行かないなどの基本的対処で事足りると思われる。

 銃の所持が認められるアメリカではあるが、旅の中で銃を意識したことはほとんどない。時折道路標識が銃創でぼこぼこになっていること、ウォルマートで普通に銃が売られていることを除けば別段他の国と変わることはなかった。

■物価・食事・水・衛生面
 日本と比べ高い。それでもアラスカやカナダ北部に比べればマシだが。
 ・食料:大体50km走ればガソリンスタンドに辿りつける。そこでは軽食が食べれるようになっており、ホットドッグやらピザやらハンバーガーやらを食べることができる。なので自炊道具がなくても旅はすることは可能。ただやはり自炊に比べ割高になる。場所によっては同じ食べ物でも3ドル以上値段が変動することがあり、店によって物価は変わる。
 ・水:ガソリンスタンドで補給可能。大抵のガソリンスタンドは軽食コーナーを設けており、そこで水道の水を手に入れることができる。水道水が嫌だと言う場合は1ガロン単位で水の購入も可能。

■宿泊地
 ・野宿地の探し方:WikiCampsUSA、ioverlander,FreeCampsite。などアプリを使って口コミ情報をもとに予め宿泊場所を決めてから行動することが多かった。
 ・相場
  ・キャンプ場:場所による。6ドルから20数ドルとバラツキがある。ヨセミテやグランドキャニオンには6ドルのキャンプ場が存在する。
  ・ホステル:基本的に安宿はなくモーテルが主流。モーテルは1部屋幾らといった計算になるので個人自転車旅行者には割高。(安くても60ドルからの場合が多かった)。なので僕はモーテルには泊まらなかった。大都市には安宿が存在するがヨーロッパ程安くはない。大体30ドルから最安だろうか。

WIFI・電源
 図書館やファーストフード店でWIFIが使用できる。あまりビジターセンターでは使えた覚えがない。
 ・代表的なファーストフード店
  タコベル(Taco Bell):メジャーなタコス屋さん。基本的にWIFI有り。マクドナルドのタコス版と言ったところか。マクドナルドが糞で使えない場合は利用した。
  マクドナルド:言わずと知れたハンバーガーチェーン店。アメリカと言えばマクドナルドである。カップの大きさはそこまで日本と変わらない…と思っていたが、日本に帰国して久しぶりにセットを頼んだらカップが小さすぎてびっくりした。日本小さすぎ!。アメリカのカップは日本と比べて大きい。日本のLサイズがアメリカのMサイズだ。北米マクドナルドの特徴としておかわり無料となっているところが素晴らしい。ドリンクを買うというよりはカップを買うというのが感覚には近い。SとMは同じ値段でLサイズカップは40セント程度高めに設定してある店がほどんどだった。
 ・代表的な喫茶店
  あんまりこれ!という喫茶店が思い浮かばない。強いて言えばスタバがそうだけど都市部にしかないのでしっくりこない。そしてあのちょっと高めの値段設定は僕には合わなかった。

■道路・交通マナー

 右側通行である。舗装状況は概ねどこも良い。ハイウェイであれば路肩も広くて快適。インターステートと呼ばれる幹線高速道路は場所によっては自転車通行禁止となっている場所もあるので注意。今回走った道の大部分で自転車の路肩走行が許可されていたので、基本的には走れると思ってよいだろう。アメリカではグーグルの自転車ルート検索ができるので目的地までの推奨ルートを確認して走れそうか判断することをお勧めする。
 運転マナーは悪いと警戒していたのだが思ったよりも普通だった。日本と同程度じゃないだろうか。
 注意点としては赤信号の場合でも右折が合法ということ。なので交差点で信号待ちをする場合は右折してくる車に注意しなければならない。

自転車店
 都市部ならある。田舎はない。

■その他

■感想
 乾燥した大地が果てまで続き道路が一本だけ通っている。そんな景色を見ることが出来るアメリカ西部。
 アメリカらしさというのは一言で表すのは難しいけれど、その一端を見ることが出来て良かった。