ネクストジャーニー 世界一周と自転車

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メキシコ自転車旅まとめ

■地図

・期間 2023/6/12 ~ 2023/7/26 
・日数 45日
・距離 1031 km

■ビザ・出入国審査
  日本人は最大6ヶ月滞在可能。だが基本的には申告した日数しか滞在できないと思っていた方が良いだろう。
  今回は2カ月程の滞在を予定していたので審査官に余裕をもって2ヶ月半と伝えると3カ月の滞在日数が与えられた。なので無条件に6ヶ月が与えられるわけではないようだ。
  入国スタンプが押されそこに滞在期限が記載されるので要確認。
  出国チケットを用意していたが、日本、アメリカ、メキシコと特に確認されることはなかった。
  出国はカンクンから空路で行ったので、出国審査なし、出国スタンプもなしだった。
  日本-メキシコ間の空路は直行便があるが片道$2000近くしたので断念。成田-ロサンゼルス。ロサンゼルス-メキシコシティアメリカ経由でのメキシコ入国にした。メキシコシティに行くのにはボラリスというメキシコのLCCを利用したが、自転車を運ぶ場合はモアバッゲージコンボという追加オプションを購入すると追加の荷物合わせてかなり割引になったので荷物のオプションは要確認した方が良い。
  
■言語
  スペイン語。英語は基本的に通じない。欧米旅行者が多いバックパッカー宿などでは英語が通じる場合があるが、基本的にローカルはスペイン語のみだと思っていて間違いない。最低限数字を覚えておくと買い物が楽になる。
  宿泊の際は定番フレーズを覚えておけばなんとかなる。

■通貨
  メキシコペソ。当時のレートは1ペソ=8.5円くらい。為替手数料や現金引き出し手数料を考慮すれば1ペソ10円くらだろうとして簡易計算していた。
  最高額の紙幣が500ペソ。ATMでお金を引き出すと大抵500ペソ札が出てくる。大型スーパーや宿代の支払いに使えるが、屋台での支払いには額が大きいので使えない。なので基本はOXXOなどのコンビニで水や食料をカードで支払い、なるべく現金を使わないように旅をしていた。(コンビニや大型スーパーではカードで支払い可能)

■宗教
  キリスト教。町には教会がある程度にはキリスト教が浸透している。大きな街であれば日曜日はミサが行われている。でもそこまで熱心かというとそうでもないような。

■単位
  SI単位系。カロリー計算はJジュールになるので少し面倒。それ以外は特に困らない。

■時差
  日本との時差は14時間。
  国内でタイムゾーンが違っている。カンクンのあるキンタナロー州ではメキシコシティと1時間時差がありキンタナロー州に入ると1時間損した気分になる。
  
■気候
  メキシコシティ:雨期のはずだったが、雨期入りが遅れているらしく、雨には降られなかった。朝晩は冷え込むが日中は35℃以上になりかなり暑かった。
  ユカタン半島:雨期に走行したので、午前中は晴れ。午後2時以降スコールタイプの雨に降られることが多かった。高温多湿のため、毎日かなり不快な暑さだった。


■治安・人柄
  治安:場所による。観光客の多い街の中心部(セントロ)などは安全。そこから数ブロック離れると途端に人通りが減り、怪しい雰囲気の場所がある。
  人柄:陽気な人が多いような気がするが、レストランでの接客態度は悪かったので人によるのかな。
  総じて日中は安全だと思うことが多かった。夜はメキシコシティなどは雰囲気が悪かったので出歩かず。ユカタン半島メリダカンクンは夜出歩いても問題ない雰囲気があった。
  
■物価・食事・水・衛生面
  物価は高い。日本と同等かそれ以上。事前情報では日本の半額くらいだと聞いていたので現地について驚いた。そのくせインフラや生活スタイルは発展途上国そのもので全くお得感がなく、割に合わないなと思うことが多々あった。
  食事は大体タコス。安いタコスだと15ペソとかで買えるが小さいし腹に溜まらない。味付けのソースは激辛で翌日腹を壊すことが多かった。
  水道水は飲めない。宿のキッチンがあるところでは水道水を加熱してから使用していた。なので基本的にはスーパーやコンビニで水を買い飲むことが多かった。
  衛生面は、うーん、やっぱり途上国レベル。辛さのせいなのか分からないが、下痢に症状に悩まされることが多かった。

■トイレ事情
  トイレットペーパーは流せないので、便座の隣にあるゴミ箱へいれる。個室に泊まるとトイレットペーパーが1ロール付属するので、使い切らなかった分は保管してテッシュ代わりに使える。公衆トイレなどは無く、有料のトイレが町にある程度。今回は宿に泊まったのでトイレには困らなかったが、走行中に大のトイレに行きたくなった場合は困るのでトイレットペーパーは必須。

■宿泊地
  治安の関係ですべて宿に泊まった。観光地であればBooking.com等で探せるので困ることはない。田舎の町の場合google mapで宿のレビューを確認し、実際にそこに行って値段を確認してから泊まるということが多かった。
・探し方:観光地であればドミトリー宿があるのでBooking.com。たまにHostelworldの方が安かったのでHostelworldも利用して探した。値段にこだわりがなかればBooking.comの方が掲載されている宿は多かった。
  田舎の町の場合google mapで宿を探すことが多かった。難点は値段がわからないので宿に直接聞くしかないこと。
  相場は大体ドミトリーで150から300ペソ。個室だと300から450ペソの間といったところ。安い個室は大体エアコンなしで扇風機のみの部屋になる。

WIFI・電源
  宿泊だったので電源やWIFIには困らなかった。安宿でもほぼWIFI完備なのでSIM無しでもなんとかなるかもしれない。SIMはメキシコシティで購入。OXXOなどコンビニでリチャージ出来るので便利。

■道路・交通マナー
  舗装はやはり途上国レベル。町に入口や出口にはTOPEと呼ばれる突起物があり減速しないと車の腹がゴリゴリ削れるようになっている。
  高速道路は自転車走行禁止となっているが、実際走っても問題なさそうだった。
  州の境目には料金所が設置されていることが多いが自転車はスルーしても問題なかった。
  メキシコシティの車はかなり運転が荒い。しかし、ユカタン半島だと結構自転車に対して大きく避けてくれたりとマナーが良い車が増えた。
  
自転車店
  人口の多いところでは自転車店を見かけた。村レベルだと厳しい。今回はカンクンで自転車用のダンボールの入手の為によっただけなのでなんとも言えないが、品揃えなどは悪くなさそうだった。なお段ボールに50ペソを請求されたので、やっぱり途上国だなと思った。

■その他
  特に無し

■トラブル
  特に無し
■感想
  6月、7月のユカタン半島はとにかく暑かった。雨期というのもあるが湿気が酷く過酷。平坦だけどもジャングルの森が延々と続き正直自転車で走る程の魅力は感じなかった。メキシコを観光するならバスの方が安くて自由にルートを組めて良いと思う。