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【ボリビア】宝石の道まとめ

■基本情報
ボリビア南西部からチリに抜ける道のこと。早い人で1週間。遅い人で2週間程度攻略に時間がかかる。なお本情報は2023年10月時点の情報である。
■地図

■道路
すべて未舗装路。かなりの悪路である。コロラド湖から先はマシになると情報があったが個人的は全線すべて悪路でキツかった。コロラド湖から先には4900mの峠もあり、ここを超えたら楽になるというポイントは無い。
深砂区間はタイヤが沈み自転車を引きずるような形になるので時速1キロでるかどうかといった感じ。下り区間でも深砂にハマると転倒の恐れがあるので押して歩くことの方が多かった。コルゲーションも多くあり、まるでメキシコのトーペが無限に続いているかのような地獄が味わえる。
序盤は交通量が少なく、一日3台とかそういったレベルだが、温泉を過ぎると1時間に20台以上の車が通過するので砂埃がうっとうしい。(特に午前中が多い)
■入場料
150ボリビアーノ。有効期間は4日。だが一度も確認されなかったし、出口のチェックポイントでも日付を確認せずにスタンプを押されただけなので4日を過ぎても問題ないと思われる。
南下して宝石の道を下る場合はコロラド湖の入り口の料金所で支払うことになる。ゲートがあるが自転車は通り抜けできてしまうので支払ずに通過というのもできてしまうが、のちのちトラブルになる可能性もあるのでオススメしない(現金払いのみなので現金の用意は必須)。支払いと引き換えにチケットが渡されて別紙に名前と国籍を記入して終了。
■宿
基本的にはテント泊になる。ルート上では基本的にツアーのランドクルーザーかごく少数の個人旅行客しか通過しないので基本的には強盗的な心配は不要だと思う。
ホテル:宝石の道では6か所にホテルが存在する。うち自転車旅行者が利用する安宿は3か所。コロラド湖と温泉横とチリとの国境近くの宿である。料金はおおむね50ボリビアーノ前後。その他のホテルは100ドル越えの高級ホテルなので泊まるという選択肢はないだろう。ただしLos Flamencos Eco HotelやTayka El Desiertoではホテルの傍に無料でテントを張らせてくれるので非常に助かる。
■シャワー
2か所で浴びることが可能。
1か所目はTayka El Desierto。テント泊をお願いするとツアーガイド用の宿舎に案内されて傍にテントを張ることができる。宿舎のトイレにはシャワーも併設されており、温かいシャワーを使うことが出来る。無料。
2か所目はコロラド湖傍のHostal Rosita。宿泊料金(40ボリビアーノ)にシャワーは含まれおらず、別途10ボリビアーノを支払う必要がある。ほぼ水シャワーなので注意。
シャワーではないが、温泉ではサイクリストは通常6ボリビアーノかかる入浴料は無料とのこと。温泉の傍に脱衣所がある。
■補給
・食料
生鮮食品などはSan Cristobalの市場で入手するのが良いだろう。ブロッコリーやニンジン、玉ねぎなど、ほとんどの野菜は手に入る。Alotaでも入手可能との情報もあるが自分は町の中心部にはいかなったので未確認。
パスタやラーメンなどの主食はウユニ滞在中にスーパーや市場で確保した。だがSan Cristobalにもスーパーがあり、値段がウユニと変わらなかったので宝石の道用の食料をSan Cristobalで確保するのも良いのかもしれない。缶詰など物によってはウユニより安かった。Alotaの宿でもラーメンやジュースなど購入できる。ここが宝石の道に入る前の最後の補給ポイントになるので必要なものはここで買い増すのが良い。
一応8日程度を想定して食料を用意した。実際には足りない分は道中買い足しているので全く補給が出来ないということはない。
宝石の道では売店らしい売店コロラド湖のみ。クッキーやクラッカーなどは10ボリビアーノと安かったがラーメンは一袋10ボリビアーノと高くて買わなかった。ちなみにガソリンも購入可能。(500mlで7ボリビアーノと高額だが)
その他ホテルでもある程度は食料を購入できるみたいなので必要であれば尋ねてみるのが良いだろう。
メニューは大体朝はオーツを150g程度にコンデンスミルクやジャムを混ぜて。昼はクッキーやクラッカー。夜はラーメン2袋といった感じ。昼は強風や休憩場所の無さから火を使った料理は難しく、本当に簡単なものしか食べられなかったためいつも飢えに苦しんでいた。
・水
基本的には一日6Lを携行していた。宝石の道初日は10L程度。自身の消費量に合わせて持ち運ぶ水を決めるのが良いだろう。
水(飲み物)の確保地点:
1.AlotaのHospedaje Los Andes
宝石の道前に宿泊。ゲスト用のキッチンがあるのでここの水道水を汲むことが出来る。一応飲み水と言っていたので大丈夫でしょう。煮沸せず飲んでも問題なかった。
2.Los Flamencos Eco Hotel
ここでは宿泊しなかったので売店からコカ・コーラ2Lを購入(15ボリビアーノ)。頼めば水道水をもらえるかもしれない。
3.Tayka El Desierto
ここではお願いしてテント泊をさせてもらった。本館のキッチンの水道水から水を4L分頂いた(飲み水とのこと)。ツアーガイド用の宿舎でもトイレの水があるのでそこから汲んで煮沸すれば使えるかもしれない。
4.Hostal Rosita
宿泊。ホテルの外に蛇口があり、そこから水を汲んで煮沸して調理用として使った。おそらく飲み水ではないので煮沸か薬品消毒は必須と思われる。翌朝売店が開いたので、コカ・コーラ2L(15ボリビアーノ)を購入。売店では水も購入することが出来る。宿泊しなくても外の蛇口から水は多分こっそりもえらえるので調理用の水だけ補給することもできると思われる。
5.温泉横のレストラン売店
レストランの裏にテントを張らせてもらった。水は購入。2Lボトルを2本(25ボリビアーノ)。レストランの水をもらえないか聞いてみたが飲料には適さないと言われて断られてしまい水を購入した次第である。
6.Refúgio Licancabur
宿泊せず。中に小さな売店があるのでコカ・コーラ2Lを購入(18ボリビアーノ)。
傾向として南にいけばいくほど物価が上がっていく。
WIFI
基本的にない。Los Flamencos Eco HotelではWIFIの看板を見たので時間制でネットに接続できると思われる。自分はEntelのSIMを使っていたのが宝石の道でネットに接続できたのはコロラド湖周辺のみであった。(しかも激遅)
・電源
基本的に充電はできないと考えておいた方が良い。今回宝石の道ではHostal Rositaでのみ宿泊したが、この宿にコンセントは無く、充電はできなかった。同室のイタリア人は国立公園料金所のスタッフにお願いしてそこで充電をさせてもらっていた。自分はソーラーパネルを持っており充電が可能だったので、走行中にモバイルバッテリーに充電し電気を確保していた。