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【チリ】アウストラル街道まとめ

■基本情報
チリ南部のプエルトモントからオヒギンスまでの凡そ1200kmの道のこと。なお本情報は2023年12月時点の情報である。
■地図

■道路
北部と南部で道路状況は異なる。
北部地域では8割程度が舗装されており、アップダウンはあるが比較的走りやすい。
南部地域では町周辺以外はほぼ未舗装。アップダウンも多く走りにくい。

プエルトモントからはいくつかルートがあり、ルート7をそのまま南下する方法とチャイテン行のフェリーに乗りショートカットする方法がある。
そのままルート7を南下する場合フェリーを乗り継ぐ必要があるが、途中の陸路区間は無料のシャトルバスが運航しておりバスに自転車を載せて次のフェリーポイントまで運んでくれる。詳しい場所は地図を参照。

未舗装路では平均移動距離は50km程度に落ちる。
チリはやたら直線道路が好きなのでかなりの急角度を登らされることが多かった。斜度が10%を超えることもしばしば。

■入場料
無し。一般道を通過するため、基本的に入場料はかからない。セロカスティージョでトレッキングなどする場合は入山料がかかる。

■宿
パタゴニア地方は物価が高いため、ほぼキャンプ場に泊まった。ドミトリー宿の場合、相場はキャンプ場の2倍程度と考えておけば良いだろう。
安キャンプ場は現金のみが多いので、キャンプ場に泊まる場合はその分の現金が必要。
私有地が多いので野宿の場合、場所選びが難しかったりする。自分の場合は橋の下やフェンスの無い空き地などを利用することが多かった。
・キャンプ場:夏のシーズンであれば小さな村でもキャンプ場が開いており、探すのは難しくはない。旅のスタイルによってはすべてキャンプ場泊も可能であろう。
・値段:一番最安が4000ペソ。高いところだと9000ペソ。平均すると8000ペソ程度だったと思う。チリもインフレが進んでいるので数か月前のレビューだと値段が上がっていることがあった。おそらくこれからもインフレは続いていくと思われる。1000ペソは凡そ170円だった。
・探し方:iOverlanderというアプリがあるので、その口コミを見ながらキャンプ地を探すことができる。

■補給
基本的には中規模の町である程度買い入れ、集落では必要分をこまめに補充といった感じ。
小さな商店でも基本的にカードで支払い可能。
・食料:2日も走れば何かしら商店があるので補給は楽である。ただしコクラン以降は補給がないため要注意。
・水:キャンプ場の水道水を運んで飲み水とした。でも小川が多くあり水の心配はそこまでいらない。ただし必ず煮沸してから飲んでいた(牧場近くだと汚染されている可能性があるため)。携行浄水器があれば安心だろう。公共の公園には蛇口はないので、そういったところでの水の補給は難しい。
WIFI:大抵のキャンプ場ではWIFIが完備されているがSIMを買った方が便利。アウストラル街道最終地点であるオヒギンスではなぜかデータ通信が出来なることがあった。
・電源:キャンプ場に泊まればスマホの充電が可能なので、4日程度スマホが充電できるモバイルバッテリーがあれば問題なし。
・自転車部品:まともな自転車屋はコジャイケくらい。雨が多く、ブレーキシューの減りが早いので予備のシューは多めに持っておくと吉。
・現金:まともなATMはコジャイケ以外見なかったので現金を引き出す場合はプエルトモントかコジャイケで引き出すべき。

■その他
雨が多い地域なので予備日を多めにとっておくこと。
晴れれば最高。雨なら苦行である。
12月でも雪にが降ることがあるので防寒対策は必要。